小さいころ大好きだった遊びが今話題のモンテッソーリ教育由来だった話。お子さんと一緒に楽しめるおすすめの「おしごと」紹介!
今日は、料理から離れて、小さいころ好きだった遊びとぼくが育った環境の話を少し書いてみようと思います。
うちの母親が絵本大好きの保育士さんだということは、「500冊以上?!読み聞かせられまくった僕がおすすめする1冊 パート1」のブログで紹介したのですが、たくさんの絵本と共に、たくさんの遊び道具や「おしごと」と呼ばれていた遊びスペースみたいなものも、保育園やお家にありました!
小さかった頃は、全然知る由もなかったのですが、お母さんから話を聞いてみると、モンテッソーリ教育というものの教具で、その教育理念(?)を踏襲して作ったものだったのだそう! 将棋の藤井棋士やオバマ大統領なんかも受けていたという「天才を育てる」とか言われていて、今、結構話題になっているらしいではないですか!
モンテッソーリ教育のすばらしさや、教育する上でのコツのような記事は、世の中に溢れているようなので、モンテッソーリ教育を受けたぼくの視点で、少し書いてみようと思います!
うちの母も、東京(横浜?)にある日本のモンテッソーリ教育の第一人者的な保育園で若いころ働いた後に僕自身も通った天草のモンテッソーリ教育を推進している保育園で定年まで働いていました! 母自身も国際コースや専門コースといわれるモンテッソーリ教育の研修を受け、学んだそうです。
僕はモンテッソーリ教育の保育園しか通ったことがなかったので、保育園というものには、「おしごと」と言われる子どもの感覚や好奇心を育てるための独自の教具のセクションがあるのが当たり前がだと思っていました!
僕自身は全然モンテッソーリ教育のプロなどではないのですが、アラサーになり、友だちなどのお子さんが通う保育園の話を聞いていると、以下のことが特に違ったのかなと思います!
1.おしごとブースがあったこと!
はたおり、字を学ぶエリア、図形を学ぶエリア、図形から数字を学ぶエリア、色彩を学ぶエリア、絵本を読むエリアなど、保育園の部屋がセクションごとに分かれていて、子どもたちそれぞれ、もしくはグループで色々な遊びに取り組んでいました!
2.先生たちの話し方が丁寧だった。
これは自分自身、小学校に上がった時に驚いたことのひとつでもあるのですが、僕が通っていた園では、保育士の先生たちも、基本はとても丁寧な話し方で、子どもに接していた気がします。 子どもだから、赤ちゃん言葉を使うことなどはなく、分かりやすい話し方ではありつつも、ある意味、対等な話し方をされていた覚えがあります。(なので、小学校に上がり、乱暴な話し方をする先生がいたときは、幼いながら、その人の精神状態を疑いましたw)
3.割と放任主義。
安全などにはもちろん配慮されているのですが、手取り足取りなんでも教えるっていうよりかは、一回やり方と仕組みを伝えたら、子どもの動きを観察して、さりげなくガイドする。子どもの気づきや発見を、先生たちも一緒になって体験してくれているような感覚でした。
「おしごと」に関しても、正解がないものも多く、集中する環境がうまく作られていたような気がします!
4.文化や多様性教育的な要素が組み込まれてた。
世界地図や音楽、生物の多様性など、さまざまな視点を持った絵本や資料などが子どもの目に付くところに多く配置されていました。
これは、モンテッソーリ教育からなのか定かではないですが、お母さんが小さい時に、アイヌなどの先住民の話や、日本の中での方言、世界の部族やその人たちの状況などなど、物心つかないぐらいの時から、写真や本を通して、みせてくれていました! 世界の絶景のような綺麗な自然美や造形美などだけではなく、紛争地域に生きる子どもたちの住居や水の重要性など、出来るだけ多くの視点を伝えてくれていたんだなど思います。
おうちでも出来るおすすめの「おしごと」
ぼくがアラサーになっても覚えているぐらい楽しかったおしごとを紹介します!
2つ紹介しますが、詳細なやり方はしっかり資料を見てお試しすることをお勧めします!
1.箸の練習 小豆を皿から皿に移すおしごと!
空のお皿の隣に、乾燥した小豆が入ったお皿があって、一粒ずつ小豆を箸で隣のお皿に移していく作業です。
ゲームのような感覚で出来たし、自分の出来栄えや進捗が分かるので、何度も挑戦していたのを覚えています!
うちでは、小豆を色々な質感のものに変えたりして、掴みやすさなどの違いを楽しんでいた気がします!
2.色水のお仕事
試験管の中に三原色の食紅が溶けた水が用意されており、スポイトで色を混ぜながら、違う色を作っていくものでした。
カラーチャートやワークシートがあって、赤と青で紫を作ったり、黄色と青で緑を作ったりしていました!
また、それだけではなく自由に混ぜてみて、色彩表と比べてみたり、うちでは自分の色と言って色に名前を付けたりしてました。(苔に似てるか苔色とかw)
また、お母さんのアレンジで、植物などの身の回りのものの色を、三原色からスタートして作っていくという作業もしていました!
100均とスーパーで揃う材料ばかりなので、おすすめです!
モンテッソーリ教育で天才は育つのか?
正直、このタイトルを付けれる感性を持ってる人は、モンテッソーリ教育を受けていないんじゃないかと疑いたくなりますw
子どものそれぞれの育つ力を尊重し、自立心と思いやりのある人間に導くという趣旨な気がするので、子どもを天才にしようという発想がそもそも稚拙な気がします。 特に、多くの本で評価されている「天才」は、世の中の規範においての成功と密接に結びついた天才なのであって、子どもを一個人として尊重し、個性や感性を重んじる教育との相違が、、、、、
(これ以上書くと、全然違う方向の世の中批判になりそうなのでストッーーープ!!!!w)
僕自身も、得意なこともあるけれど、苦手なことももちろんあり、世の中の決めた天才とは程遠いですw しかし、世界を観察する視点や、発見することの喜びなど、知的好奇心の高さは、モンテッソーリ教育の影響も大いにあるのかと感じており、侮れないところもあるのかなと思っております。
何度も書いたように、僕自身はモンテッソーリ教育のプロなどではないので、何とも言えないですが、このブログを読んで、少しでも興味を持つきっかけになってただければ幸いです。